NHK-FM放送とTOKYO FM放送の音質の差異について 2010年11月23日にシャンゼリゼ劇場にて行われました、ティーレマン指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏に よるベートーヴェンの交響曲第5番ハ短調の公演の模様は、NHK-FMと TOKYO FMの両放送局が録音を放送しました。 これら二つの放送局による同一の演奏の録音を聴いてみて、先ず気がつくことはNHK-FMの放送は音楽として自然で あるのに対して、TOKYO FMの放送は音楽が常時フォルテの連続でうるさく感じることでした。この音質の差異に つきまして、周波数と音量の観点から調べてみました。 まず、図としては取り上げませんが、両放送局が放送した公演の周波数特性はほぼ同等でした。両放送局ともに高音域も 15kHz付近まできれいに出力されておりました。 次に両放送局が放送した録音を音量の観点から調べるべく、波形ソフトで出力