■十二月某日 日課の「床舐め」の最中にそれは起こったのである……。 「ペロペロペロン!シュッ!フシュシュッシュ!ぺろりんぬぺぺろぺろぺぺぺろん!クバッ!クバババン!」 「あのー、スイマセン」 「ぺペロ!ペロペロ!ンチョンボ!チョチョチョイチョロリン!」 「あのーー……」 「チッ、なんだようるせーな……。こっちは床舐めてる最中だっつーのまったくよ……。って、あれは……!」 「ま、まさか……!」 「せ、石油王だぁぁぁぁあああああああああああ!」 「ヤバい……!これ、国賓クラスじゃねぇか……!変な粗相をしたら国際問題になるやつだわ……!どこからどう見ても本物の石油王じゃんかよ……!しかし、どうして石油王がココに……?」 「おカネ、アリマス」 「カネがある、つまり、使うお金があるということ……。それはすなわち、日本の為にお金を使う用意があるって事か……!」 「二ホンの若者、応援したいデス」 「つま