J1北海道コンサドーレ札幌が、1996年の設立以来24年目で初めて全選手に来季契約を提示することが12日、確定した。13日で今季所属する24人との契約更改交渉が終了し、全員に契約延長を申し入れる。契約満了者なしという初の状況にクラブ幹部は「鹿島や川崎などにはまだ達していないかもしれないが、それだけ全体のレベル差が縮まってきた証し。チームとしてうれしい事」と喜んだ。 昨季から指揮を執るミハイロ・ペトロヴィッチ監督(62)が「最高のメンバー」と称した今季。3年目の飛躍には全員の力が必要と判断し、契約継続を決めた。同幹部は「これまではここが足りないと何人かを変える必要があったが、それがなくなったのはチームが着実に成長して来ているという事」と話した。 来季は日本代表に選出された大体大DF田中駿汰(22)ら3人の大卒選手が加入することもあり、クラブは12日時点で補強を考えていない。まずは現有戦力の確