[12.18 クラブW杯決勝 R・マドリー4-2(延長)鹿島 横浜] 同じピッチで対峙しているからこそ、その“変化”も敏感に感じ取った。欧州王者であるレアル・マドリー(スペイン)を追い詰めた鹿島アントラーズのDF昌子源は「前半は本気を出してないなと。やっているこっちとしては感じていた」と率直に認める。「早い時間帯の失点も、その理由だと思う。でも、うちが追いついてから雰囲気が変わった」。前半9分にFWカリム・ベンゼマのゴールで先制したことで生まれた“余裕”を吹き飛ばしたのが、MF柴崎岳の2ゴールだった。 前半終了間際の44分に同点に追いつくと、後半7分に勝ち越しゴール。逆転を許したあとのレアルの選手の「目つきが違った」のは感じていた。「やっている俺らからしたら、ガラッと雰囲気が変わった。あれが本気なんだなと。威圧感を感じた」。後半15分にPKで追いつかれると、その後も粘り強く対抗していたが、