1年目で打率.288、19本塁打で新人王となった長野。前々年・山口鉄也、前年・松本哲也に続いて3年連続となる巨人からの新人王選出となった 早稲田大の斎藤佑樹をはじめ、多くの逸材が2010年のドラフトで1位指名され、球界関係者やファンは早くも来シーズンの彼らの活躍に期待を寄せている。 ただ、彼らの結果に対して侃々諤々しての評価を下せるのは、せいぜい来夏以降になる。 それよりも、2009年のドラフト1位選手はどうだったのか? 誰が前評判通りで誰が期待はずれだったのか。 「ドラフト1位の○と×」。シーズンオフの今、それを改めて回顧する。 熾烈なポジション争いを勝ち抜いた巨人・長野の非凡さ。 ドラ1の「○」の筆頭は、セ・リーグの新人王に輝いた巨人の長野久義だろう。春季キャンプから新人王候補の一番手と騒がれていた彼に対し解説者の立浪和義氏は、「初球から積極的にバットを振れるのが非常にいい」と言ってい