ブックマーク / gendai.media (3)

  • 人間爆弾・桜花を発案した男の「あまりに過酷なその後の人生」(神立 尚紀) @gendai_biz

    「桜花」――まもなく満開となる桜のことではない。戦時中の日軍の非常さを象徴する、生還不能の特攻兵器につけられた名である。大型爆弾に操縦席と翼、ロケットをつけ、母機から放された瞬間に搭乗員の死が約束されるこの兵器は、敵の米軍にとって理解不能だったようで、彼らは「Baka Bomb(馬鹿爆弾)」と呼んでいた。 この兵器を発案した男は、終戦直後に死亡したとされたが、生存説もささやかれ、長らくその消息は謎に包まれていた。だが、5年前、遺族から神立さんへ一報があり、戦後、別人として生きてきた詳細な軌跡が判明する。 「特攻兵器『桜花』の生みの親」という過去を消し去って生きた男は、どのような後半生を送っていたのか? 特攻兵器「桜花」の初陣は全機撃墜された いまから74年前、昭和20(1945)年3月21日午前11時20分。鹿児島県の鹿屋海軍航空基地から、「神雷(じんらい)部隊」の異名をもつ第七二一海軍

    人間爆弾・桜花を発案した男の「あまりに過酷なその後の人生」(神立 尚紀) @gendai_biz
  • 日本を支配する町? 「田布施システム」の謎を安田浩一が解き明かす(安田 浩一)

    ネット界隈でしきりに取りざたされる噂や陰謀論──その真相にジャーナリストの安田浩一が気で挑む。題して「安田浩一ミステリー調査班(通称YMR)」。 第一回目のテーマは「田布施(たぶせ)システム」だ。 山口県の小さな町が、日を代表する政財官界の大物を次々と輩出、我が国を影で操っているという「噂」の真偽とは? なぜ、このような噂がネットを駆け巡るようになっていったのか? 前編・後編の二回に分けてお届けする。 不思議な噂 駅前の旅館で荷を解いた。創業110年の古宿。 かつては"富山の薬売り"など行商人の常宿だったらしいが、その日の客は私一人である。 若旦那に訊ねた。 この町には何か不思議な力があるのでしょうか──。 「うーん」。唐突な問いかけに、若旦那は腕組みして考える。 「まあ、閉鎖的な雰囲気を感じるかもしれませんが、いたって普通の田舎町だと思いますよ。いろいろとウワサされていることは知って

    日本を支配する町? 「田布施システム」の謎を安田浩一が解き明かす(安田 浩一)
  • 感動読み物この男がいたからダルビッシュ、田中はメジャー入りできた 伊良部秀輝 哀しき最速エースの肖像 後編 父との対面と、突然の別れ(週刊現代) @gendai_biz

    感動読み物この男がいたからダルビッシュ、田中はメジャー入りできた 伊良部秀輝 哀しき最速エースの肖像 後編 父との対面と、突然の別れ 田崎健太ノンフィクション作家 周囲と衝突を繰り返しながらも、念願のメジャーの地を踏んだ。移籍先は史上最強とうたわれたヤンキース。「父を探す」という中学時代からの目標も3年目で達成。だがそれが最速王の絶頂だった。 果たされなかった約束 北緯60度に位置するアンカレッジは9月初旬でも、すでに冬の匂いがしていた。 スティーブ・トンプソンはぼくが泊まっているホテルまで来てくれることになった。ロビーで待っていると、冬服を着込んだ客がぽつりぽつり現れた。何人目だったろうか、足に鉛をつけたようにゆっくりと歩く、白髪の老人が入ってきた。目が合った瞬間、この人が伊良部秀輝の父親だと思った。かすかに伊良部の面影があったのだ。 トンプソンは1935年4月16日、シカゴで生まれてい

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