Windows 7時代のWebシステム開発は、IEの大幅な設計指針の変更に伴い、開発指針を従来の「バージョン依存型」から「機能/動作検出型」へ変更する必要が生じています。 本記事では、その必要性について、IEの過去の歴史やロードマップ、また従来の開発方式を維持した場合のリスクについて解説します。 IEは何故、開発指針を変える必要があったのか? 過去のIEは、未成熟なWeb標準で高い機能性を獲得するため、独自実装という方針で開発を続けてきました。結果としてIEは、リリースするバージョンごとに、同じHTML/CSS/JSを利用しても異なる仕様で動作するようになりました。 当時のIEは、Webコンテンツを古いバージョンと新しいバージョンの双方で問題なく動作させるために、バージョン特化の対策を促す機能を提供しました。 開発者は、条件付きコメント(バージョンベクター)や、ユーザエージェントからバージ
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