目的 2000年度以降2006年2月末までにPIO−NET(全国消費生活情報ネットワーク・システム)に寄せられたサイクロン方式の掃除機に関する相談内容を見ると、製品に関する103件の相談のうち、「吸込力がすぐ落ちる、想像していたより吸込力が弱い」「すぐにフィルターが目詰まりし、吸い込まなくなる。まめにフィルターを洗わなければならないのが不満」など目詰まり等による吸込力の低さやフィルターのメンテナンスの手間に関する相談が多かった。しかし、最新のサイクロン方式の掃除機は、フィルターに振動を加え、フィルターに付着したごみをふるい落とすなどして、目詰まりによる吸込力の低下防止や回復等をうたっている。そこで、現在国内で販売されている主な床型のサイクロン方式の掃除機を中心に、従来の紙パック方式の掃除機に比べ、フィルターの目詰まりなどによる吸込力の低下はどうなのか、また、メンテナンス上の問題がないのか調