このブログをはじめて3年半が経つが、ぼくがホームレス支援者を偽善者だといったことは一度もないはずである。相手の心情に深い理解が及ばず、結果として支援が自己満足に終わることがあるにしても、それを偽善者呼ばわりできるほど、ぼくは善人ではないからだ。 ぼくはホームレス支援者たちに対して厳しいけれど、それは彼らが身近な人間だからである。身近にいながら、しかしホームレスをさほど深くは理解していない。そこが歯がゆい。伝えることに、もどかしさを覚える。いきおい口も悪くなる。 ぼくはホームレスのことなどほとんど知らない人には、わりとやさしいつもりである。初心者には頭をナデナデして、やさしく教えるようにしている。なにも知らない坊や、お嬢ちゃんたちにはニコニコ顔で接する。のちのちトンマなことをいい出したらガツンと叱ればよいのだ。 しかし、支援者はその道の専門家である。いつまでもマヌケなことばかりいってい