JAXAでは、1995年4月に地球観測研究センター(当時:宇宙開発事業団地球観測データ解析研究センター)を、2006年5月に衛星利用運用センター(当時:衛星利用推進センター)を設立しました。日本の地球観測衛星を開発する中核的機関として、地球観測、データ解析・利用研究を推進し、地球環境を宇宙から把握することで、災害対策や国土の強靭化、地球規模課題の解決への貢献を目指しています。 地球観測が目指す未来 地球観測衛星による社会への貢献に向けて 第一宇宙技術部門 地球観測統括 平林 毅 2015年に持続可能な開発目標(SDGs)、温暖化対策としてパリ協定、仙台防災枠組みの3つの重要なグローバルアジェンダが採択されてから5年以上が経ちました。2019年に広範囲に被害をもたらした台風19号、2020年に熊本県を中心に九州や中部地域などで発生した7月豪雨など、気象災害による被害も年々増大し、また広域・甚