2022年10月5日のブックマーク (1件)

  • 善なるものより、心の弱さに愛嬌を感じる - 面白がって ご機嫌に生きる

    例えば『MW(ムウ)』というの中に出てくるのは、全部悪人なんです。だけどぼくは、登場人物みんなに愛着があるわけ。彼らの心の弱さに愛嬌を感じるんですね。 逆にアトムのようなモラルに塗り固められた善人にものすごく反発するんです。 (中略) だから『ブッダ』の終わりの方なんか早くやめたくて、こんなものなぜ描き出したのだろうと思うくらい嫌悪感がありましたね。 『手塚治虫99のことば』より それにしても、手塚先生がアトムやブッダに反発していたとは知らなかった。確かに、晩年は「悪」を好んで描いていたような印象はあるが。 思うに、天才漫画家ほど年を取るごとに「人の心の負」を描きたがるようだ。長谷川町子先生も『サザエさん』より『意地悪ばあさん』を楽しんでいた。萩尾望都先生は『残酷な神が支配する』の義理の息子に性的暴行を加えるグレッグを「描いていて楽しくて、カタルシスを感じた」と語っていた。高橋留美子先生

    善なるものより、心の弱さに愛嬌を感じる - 面白がって ご機嫌に生きる
    pleasantbreeze
    pleasantbreeze 2022/10/05
    さざえさんと意地悪ばあさん、作風が違いますね。若い時よりも年を重ねると心の弱さだったり、負の部分が少しわかるようになる気がします。