先日、ワセダ教員の懇親会でいい気分になった頃のこと、全員で「都の西北・・・、かがやくわれらが行く手を見よや」とやりだした。ワセダの伝統と強さゆえに、教員も学生も大声で校歌を合唱できる。そんな大学は少ない。ワセダ・ラグビー部の清宮克幸監督の神話もこの伝統の中で育まれてきた。 「勝った者が強かった、負けた者が弱かった」。清宮監督は去年の大学選手権決勝の負け戦をこう評した。戦国武将に例えるなら、織田信長。悔しさを噛み殺すエリート・ラガーマンとしてのプライドがにじみ出ていた。 ワセダ清宮を題材にした書き物は世の中に溢れている。私はこういう話には興味がない。日本ラグビー界の豊臣秀吉はいないのか。今風にいえばベンチャー起業家だ。コンプレックス。しばし、これが人間を育て、組織を強くする。それを活用したのが、関東学院大学の春口廣監督である。 自らを清宮氏と比べてこう語る。「お互いラグビーへのこだわりがある
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