「朝鮮族2人による濃縮ウラン密売」事件について、中国の捜査当局が「ウランでも朝鮮族でもない」とし、前言を翻した。 北京の公安関係者は23日、「濃縮ウラン1キロを売ろうとした中国人2人を逮捕した」という20日の中国マスコミの報道について、「犯人は朝鮮族でロシアのものとみられる濃縮ウランを押収した」と語っていた。 しかし24日にこれを確認した朝鮮日報の報道で波紋が広がると、公安関係者は「2人の犯人が中身を濃縮ウランと誤解して証言したことが誤って外部に伝えられた」と語った。 当地の人民検察院の斉捷氏も当時は「上から一切の取材に応じるなとの指示を受けた。朝鮮族でもウランでもない」と言葉を変えた。しかし後に「濃縮ウラン1キロを売ろうとした中国人2人を逮捕した」との情報を直接提供した人物が斉氏であることが確認された。 北京=チョ・ジュンシク特派員