明治期の俳人・正岡子規が発案した郵便を使った句会の様子を伝える「十句集」計10冊が見つかった。子規の指導法だけでなく当時の郵便事情も分かる貴重な資料で、子規の命日である糸瓜(へちま)忌に合わせ、9月2日から東京・根岸の子規庵で展示される。 郵便句会は、明治29年から子規が亡くなった同35年まで、ほぼ月1回のペースで行われ、弟子の高浜虚子らが参加していた。 参加者は11人から32人と回によってさまざま。「女」「武器」「土地」といったお題にしたがって計10句を作り、その回の当番幹事あてに投稿。幹事は集まった句を冊子に清書し参加者に郵便で回した。参加者の選句結果を集めた幹事は、誰がどの句を支持したかや、最初は伏せてあった各句の作者名を朱書した冊子を「結果報告」という形で再度回覧させたという。
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