愛国心と中華思想愛国心は、自国と他国の正確な知識と認識に基づいて、ようやくまっとうなものとなる。 しかし、愛国心教育が、他国の誹謗中傷や非難をベースとしていたり、その時々の政権に利用されるものだったりすることが多く、自国を正当に愛することは、意外にむずかしい。 他国に対する偏見、蔑視、誤解のない愛国心は、現在の地球で存在するのだろうか。 北朝鮮の愛国心は、６０年以上前の日本の愛国心と似たり寄ったりの、狂信的で偏狭なものだということは、現代日本人には理解できようが、これが戦争中の日本ではそうではなかった。 ６月１５日（金）、Ｍ大Ｈ学部の「比較文化論」で、江戸の工芸美術が西洋に与えた影響と、北斎などの絵の芸術性を教えているが、履修している中国からの女子留学生のコメントに驚いた。 これまで７回ばかり、授業を進めてきて、その感想を聞くと、ニコニコしながら、 日本は、中国や西洋のまねばかり。 これだった。あきれたコ
