大地震「予言」で動揺=欠勤続出、ローマ閑散−伊 大地震「予言」で動揺=欠勤続出、ローマ閑散−伊 【ジュネーブ時事】巨大地震が襲い、街は壊滅する−。ロイター通信によると、ローマで11日、インターネットなどで広がった「予言」を信じた市民の欠勤や商店休業が相次ぎ、閑散とした風景が市街に広がった。予言は外れたが、ちょうど2カ月前に起きた東日本大震災の記憶も残る中で、多くの市民がうわさを真に受けた格好だ。 騒ぎの発端は、1979年に86歳で死去したラファエレ・ベンダンディというイタリア人地震研究者の予言。地震は太陽や月など天体の動きで起きるため予知可能だと説いた。23年に中部マルケ州の地震を2日違いで予言し有名になり、時の独裁者ムソリーニから称号を与えられた。 ローマではここ数日、「5月11日に大地震が起きる」と不安をあおりかねないベンダンディ信者の予言がネットやテレビを席巻。市長が「地震の予知