「That's撮れ録れフォトコンテスト」の第5回目は、「幸せ」「道」「自由課題」と3部門で開催する。どのような撮影テーマであれ構図は、写真の良し悪しに関わる重要な要素。どんなに良い被写体でも、バランスの悪い構図ではその良さが半減してしまう。とくに「道」というテーマはそれが如実に現れる。ここでは「道」の構図について考えてみよう。 構図の効果を使ってイメージを強める 魅力的な被写体を撮影した後に写真を見て、撮りたかったイメージと違っていたという経験はないだろうか? 見せたい被写体にピントが合っていても、見ていてなんだかピンとこない……という写真だ。写真は「選択の芸術」といわれ、被写体選びからレンズなどの機材、絞りやシャッタースピードの露出など、たくさんの選択肢がある。その中でもフレーム内に被写体を納める「構図」の決定は、撮影者のイメージを見ている人に伝える効果を持つもので、非常に重要な意味を持