2001年のいわゆる「デフォルト」を経て債務問題の解決に取り組んでいるアルゼンチン政府は、15年ぶりにアメリカ市場で1兆8000億円規模のドル建ての国債を発行し、国際金融市場への復帰を果たしました。 しかし去年11月の選挙で左派政権に代わって誕生した中道右派のマクリ大統領は、投資ファンドとの交渉で債務の減額にこぎつけ、解決への道筋をつけました。 これを受けてアルゼンチン政府は15年ぶりに、アメリカ市場で165億ドル(日本円にしておよそ1兆8000億円)のドル建ての国債を発行しました。調達した資金を基に債務の返済を進めるということです。 首都ブエノスアイレスで19日、記者会見したプラットガイ経済財務相は、国債の購入を希望する投資家などが多かったため当初の予定より発行額を増やしたと説明しました。 これによりアルゼンチンは国際金融市場への復帰を果たし、政府としては信用を回復して外国から投資を呼び