東京理科大学において、フィッシングにより教員や学生が利用するクラウドサービスのアカウントが乗っ取られたことがわかった。メールが不正に転送されたほか、メールボックスやクラウドストレージがアクセスを受けた可能性もある。 同大によれば、教員4人、学生4人がフィッシングサイトへ誘導されて誤ってパスワードを入力してしまい、クラウドサービス「Office 365」のアカウントが乗っ取られていたことが2018年11月6日に判明したもの。 10月30日ごろより、同大の教職員や学生、卒業生に多数のフィッシングメールが届きはじめたことから、調査を進めていたところ被害が判明したという。 今回の乗っ取りにより、2018年9月11日から同年11月6日にかけて教員や学生が受信した3727件のメールが外部へ意図せず転送されていた。