伊方原子力発電所を巡っては、放射性物質が放出される事故が起きた場合、佐田岬半島の原発より先端側に住むおよそ5000人が孤立するおそれがあり、安全な避難方法の確立が大きな課題となっています。 愛媛県は、事故が起きた場合、状況に応じて半径30キロの外へ住民を移動させる避難計画を策定しています。 この中で大きな課題となっているのが、佐田岬半島の住民の安全な避難方法の確立です。佐田岬半島は、四国と九州の間の豊後水道におよそ50キロにわたって角のように細く突き出していて、伊方原発はその付け根に立地しています。このため、原発事故で放射性物質が放出された場合、原発より先端側に住むおよそ5000人が陸路で避難できなくなり、孤立してしまうおそれがあります。 愛媛県は対岸の大分県と協議して、状況に応じて、孤立した住民を船などで大分県内に避難させることを、ことし6月、新たに避難計画に盛り込みました。来月上旬に実