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ブログと本に関するpn11のブックマーク (4)

  • 読書

    今月3冊目。 今回読んだのはこちら。 気候変動とエネルギー問題。 著者は金属物理学・材料科学を専門とする科学者。 その科学者が、クライメートゲート事件に端を発する、一連の「人為的二酸化炭素排出量増加による地球温暖化」という、日ではアタリマエのことと捉えられていた問題が瓦解する様子を、詳細に、かつわかりやすく記述している。 大学では計算機科学を専攻していて、気象問題にも多少なりとも関心のある私としては、クライメートゲート事件は、よくある科学者がパラメータを調整して詐称した事件という認識だったけれども、書を読んで、いかに根の深い、政治的な策略に満ちたものであったかということをよく知ることができた。 (それと同時に、興味のある分野だと自分で思っていたのに、如何に無学なことかと恥ずかしい思いにもなった) いつものように結論から言えば、「万人が読んで、行動を起こすべき一冊」といったところで、ここ

  • 森見さんに勝手に選曲トリビュート始めます 第1回 ザ・スミス Cemetery Gates|SPQR~ブラック・スワンへの伝言~

  • やおよろず書評 夜は短し歩けよ乙女

    社長さんに言われました。「君、いったいどれくらい飲むの」 私はむんと胸を張ります。「そこにお酒のあるかぎり」 第六十二回。 森見登美彦の『夜は短し歩けよ乙女』 山周五郎賞受賞作品。 今週は森見登美彦フェアだ(笑) 『太陽の塔』も読み直したし。 小説を読む、ということは現実逃避だ、と私は思う。 言い方を変えれば、現実とは違う物語の世界に浸るということだ。 まあ、読んだ結果何物かを得ることもあるだろうが、それは結果論だろう。 何かを得るために小説を読む、なんてのは無粋というものだろう。 何かのために読むのではなく、読むこと自体が目的なのだ。 異論反論はあるだろうが、あくまで私の考え、ということで。 さて、そういう意味でいえば、この作品は最上級の現実逃避を提供してくれた。 読み終えたのは就寝前の時間だったのだが、何故自分が翌日出勤しなければならないのかが心底わからなくなっていた(笑) この上質

  • やおよろず書評 四畳半神話体系

    「ぎょええええ」と明石さんがマンガのような悲鳴を上げた。 第六十一回。 森見登美彦の「四畳半神話体系」 いや~、面白かった。 森見節満載で、読んでいて楽しい。 樋口師匠と羽貫さんのキャラがいい味出してる。 というかだ、登場人物全員がどいつもこいつも魅力的だ。 話の筋としては『太陽の塔』とそんなに変わらない。 京都の冴えない男子大学生の「私」が、周囲の変人に振り回されながら、黒髪の乙女とお近づきになる話だ。 ただ少し仕掛けがある。 全四話からなるこの話は、一話ごとに大学入学時の「私」が異なる選択をした並行世界の話となっている。 いわゆるパラレルワールドものだ。 しかし、悲しいことに(結末から考えればあるいは喜ばしいことに)、「私」の過ごす大学生活はどの選択肢でも大差ない。 思い描く理想の「薔薇色のキャンパスライフ」とは程遠い。 どのパターンでも怪人小津と巡り合い、小津は「私」を全力で駄目にす

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