前回はタブやタイルウィンドウといったユーザーインターフェイスを有効に活用する方法を紹介しました。今回は、目視しながらテキストの選択ができる「ビジュアルモード」の基本と、その活用例を紹介します。(編集部) 目視で確認しながらテキストを選択できる ViとVimの大きな違いの1つに、Vimには「ビジュアルモード」と呼ぶテキスト選択機能があるということが挙げられる。ビジュアルモードではテキストを文字単位、行単位、矩形単位で選択し、選択したテキストに対してVimのコマンドを適用できる。今回は、いつもよりもスクリーンショットを多く使って、Vimのビジュアルモードについて解説する。 Viでも範囲を指定してのコマンド実行は可能だ。例えば、「5行目から8行目まで、○○という文字を□□に置換する」といった処理ができる。しかし、Vimのビジュアルモードのようなモードはなく、ViとVimを区別する大きな要因の1つ