若者の「本離れ」などで、出版社の経営環境が厳しさを増すなか、女性誌を多く手がける「宝島社」は、大手商社の「伊藤忠商事」と提携して、本格的に服飾雑貨事業に参入することになりました。 関係者によりますと、「宝島社」は大手商社の「伊藤忠商事」と提携して、独自ブランドで本格的に服飾雑貨事業に参入することになりました。 具体的には、「伊藤忠商事」が持つメーカーとの関係や販売ルートを生かして、全国のデパートおよそ150店舗で、バッグやブランケット、クッションなどの販売を始めます。今後は文房具や子ども用品、それにペット用品などの商品開発と販売も検討する方針で、3年目には年間15億円の売り上げを目指すことにしています。 出版社が独自ブランドを作って服飾雑貨事業に参入するのは異例のことです。 「全国出版協会」によりますと、書籍の国内での販売金額は、去年まで8年連続で前の年を下回り、出版社を取り巻く経営環境は