富裕層の高額消費により活況を呈している銀座で、9月4日、松屋銀座店が実に15年ぶりとなる紳士服フロアの大改装を実施した。 今回、改装されるのは紳士服を扱う5階部分760坪のうちの75%。松屋銀座店は2013年9月に婦人服フロア、2014年4月に食品フロアの大改装を実施。今回の紳士服の改装が集大成となる。 一般的に景気回復局面においては、婦人服への支出が先に回復し、紳士服の支出が増加するのは後回しになるといわれる。松屋銀座店の場合、2011年度、2012年度が紳士服売り上げの大底で、以降は毎年10%程度伸長。今2015年度は伸びが加速して、中間期(3~8月)までは前年同期比約15%増で推移している。改装後の1年間の売り上げ目標は2014年度比20%増の55億円と、さらに一段ギアを上げるもくろみだ。 松屋はパターンオーダーを強化 改装のポイントは、パターンオーダースーツ商品を拡充し、「個のこだ