松平 知氏: これまでサイボウズは、テレビ会議、IP電話、チャットなどのUC(ユニファイドコミュニケーション)としてCisco製品を利用していました。このうちオンプレミスの多地点接続システム(MCU)がEoS(サポート終了)になるということで、テレビ会議システムのリプレースを検討し始めました。 Ciscoから乗り換えず、MCUの後継となる機材を導入する選択肢もありました。しかし「社外とも接続したい」「録画をしたい」といったMCUで対応できない要望が社内で上がっていたこともあり、より広い目線で探したところ「Zoom」が今のサイボウズの働き方に合っていると判断したのです。 大前提は、これまでCiscoでできていたことはリプレース後もできること。その上でユーザーが使いやすいようにしたいと思いました。また、テレビ会議の端末などは引き続きCiscoの機材を使うので、それを生かしつつZoomを導入しな