車体は漆、ドアは扇子 なにわ発、和風の電気自動車(1/2ページ)2010年5月26日 印刷 ソーシャルブックマーク 電気自動車「Meguru」を見学する子供たち=26日午前、大阪市住之江区、筋野健太撮影 漆塗りの車体に和紙のドア。大阪府守口市の町工場など4社が協力して独創的な和風の電気自動車(EV)を完成させ、大阪・南港のインテックス大阪で26日始まった「中小企業総合展2010」に出品している。「夢のある乗り物で、不況に苦しむ同じ中小企業に活気を与えたい」と、なにわのオヤジたちがEVに込めた心意気が開花する日は来るのか。 発案したのは家電向け金属部品などを作る守口市の金属加工業、淀川製作所の小倉庸敬(のぶゆき)社長(53)。 昨年3月、環境問題の勉強会でEVの構造や将来性についての講演を聞き、「自分たちも東大阪の(企業がつくった人工衛星)『まいど1号』のように夢のある乗り物が作れるのでは」