まさか最終赤字になるとは――。メディアミックス戦略の旗手だったカドカワが苦境にあえいでいる。10日に発表した2017年4~6月期連結決算は最終損益が2300万円の赤字(前年同期は10億円の黒字)に転落した。14年に動画配信サービス「ニコニコ動画」を運営するドワンゴと出版大手のKADOKAWAが経営統合し誕生したものの、猫の目のように変わるネットビジネスの荒波にもまれている。最終赤字の原因は強みで
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