前回に引き続き、『Webを支える技術』を読んで、気になった箇所を簡潔にまとめる(第9章 「HTTPヘッダ」のみ)。 ■ HTTPヘッダの重要性 ヘッダはメッセージのボディに対する付加的な情報、いわゆるメタデータを表現する クライアントやサーバはヘッダを見て、メッセージに対する挙動を決定する 認証やキャッシュなどの機能は、ヘッダをメソッドやステータスコードと組み合わせて初めて実現できる ■ HTTPヘッダの生い立ち HTTPの最初のバージョンにはヘッダが存在しなかった HTTPのヘッダは電子メールのメッセージ仕様のヘッダ形式を借りてくる形で追加された。そのため、HTTPヘッダには電子メールのメッセージヘッダと共通する部分がある 電子メールとHTTPメソッドの最も大きな違いは、メールプロトコルが一方向にしかメッセージをやりとりしないのに対して、HTTPは一度の通信でリクエストとレスポンスの2つ