放射線測定器また詐取被害 いわき・貸し出し用の3台 福島県いわき地方振興局は8日、貸し出し用の放射線測定器3台(計約75万円相当)を男に貸してだまし取られたと発表した。振興局は4月にも同様の被害に遭い、本人確認を強めたが、チェックが不十分で同じ失態を繰り返した。振興局は「前回の教訓が生かされず、申し訳ない。(犯人が前回と)同一人物かどうかは分からない」と話している。 振興局によると、1日午前11時ごろ、男の声で「測定器を借りたい」と予約の電話があった。約5時間半後、男が同市平の振興局に現れ、マスクをしたまま運転免許証を提示。貸出票に免許証と同じ名前と住所のほか、携帯電話番号を書き込み、4日に返す約束で3台を借りた。 その後、職員が貸出票記載の電話番号にかけると、別の人が出て「関係ない」と返答された。免許証の名義人を調べると、男と別人で「免許証は(なくしたか盗まれたかで)手元にない」と答