浦安市民や市内の企業などから今年3月末までに集まった義援金は、総額3億1416万円。市はホームページ上で、「いただいた義援金は、浦安市内の被災された方への支援のために、有効に活用させていただきます」と感謝の意を表した。 だが、被災市民の復興を願った人々の思いは、シロアリの悪知恵によって裏切られることになる。 浦安市の義援金は被災者に一切分配されることなく、なんとそのまま自治体の懐に入ったのである。この驚くべき事実を告発するのは、折本ひとみ・浦安市議会議員(無所属)である。 たとえば浦安市は、総額110億円をかけた市庁舎の建て替え計画を震災以前から進めており、昨年度は庁舎建設基金に1億円が計上されている。また毎年夏に行なわれる市の花火大会(今年は7月28日に開催)には、毎回7000万円が市の予算から拠出されている。 こうした予算はすべて一般会計から出されるため、3億円の義援金も、これ
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