2021年から2022年にかけての年末年始は、毎年恒例の実家帰り。生まれも育ちも旭川な私には、特段、帰省感のないものになる。 率直に本題を述べれば「実家はそれほど楽しくない。」ということだ。どういうことかというと、実家にいたとしても、落ち着かないし、これなら自分の家で好きなものを食いながらゲームやアニメに興じていたほうが数倍マシ、という感覚になってしまうということ。 不仲なわけでもないし、ちょいちょい顔を出すし、集まる親類兄弟との関係も悪くない。実家にいたからといって、あれはどうしたこれはどうしたと詮索や押し付けの嵐が始まるわけではない。 「なんだそれなら天国じゃん。」と毒親持ちの人は言うだろうし、確かに全然恵まれた方ではある。しかし、世間というか、ステレオタイプな幸せな実家というのは、なんというか、居るだけで寛げて、いつまでもだらだら居座れるというか、「居心地の良さ」を感じられる場所なの