尾道には、深夜のみ営業する古本屋があるらしい。そんな噂を聞きつけて、車を走らせたのは尾道商店街を抜けた東側。8月は、一般的なガイドには載っていない、ニッチで妖しいディープな尾道をご案内。夜は暗い。夜は怖い。光のあるほうへフラフラと引き寄せられれば、そこは「古本屋 弐拾dB」。夜が沈む尾道で、明日の一冊、探してみませんか。 築約60年の元病院を深夜営業の古書店に 深夜の尾道に、ポツンと佇む「古本屋 弐拾dB(ニジュウデシベル)」。平日の開店は、人が寝静まるはずの23時。人通りも少なくなった尾道の繁華街の片隅で、息を潜めるようにひっそりと営業しています。看板に灯りがついていれば、それはオープンの合図です。 明るいうちに行動する生き物は、日が暮れるにつれ、できることが限られてきます。人間もその繰り返しのはずなのに、開店と同時に、ひとり、またひとりと客が訪れ、思い思いに本を選び始めるのです。 どこ
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