「クラス全員で跳びたい」−。子どもたちが楽しみながらスポーツの記録を競う県教委の「ながのスポーツスタジアム」のうち、縄跳び競技に取り組んでいる長野市松代小学校4年1組(26人)が、車いすの同級生も参加できるよう県教委にルール改正を求めて実現させた。クラス全体で達成感を味わいたいという子どもたちの手紙に、県教委も「事業の趣旨を再確認した」。クラスはあらためて全員一丸で記録に挑んでいる。 児童らは1学期から、5分間に全員で順番に8の字回りに縄跳びをした回数を競う「クラスで8の字ジャンプ」の挑戦を開始。苦手な人から跳んだり、前の人の背中に手を置いて跳ぶタイミングを知らせたりする工夫を凝らし、最高で313回を記録。県内のほかの小学校のクラスと1位争いを展開していた。 だが、6月末に児童の1人が気付いたという。「ゆっきーも入れないかな」。病気のため車いすで生活しているゆっきー、高野倖豪(ゆきたけ