有料ソフトをコピーして無断で使用するケースは後を絶たない。ソフトウェアベンダーの代表であるマイクロソフトは、コピーしたOS「Windows」を利用できないように「あの手この手」を使って撲滅に取り組んできた。 悪質になると企業が組織ぐるみでコピーしたソフトを使い続けることもある。OfficeやアドビのPhotoshopなどの高価なソフトを中心に、ライセンス契約なしに使っているケースは少なくない。 そこでソフトウェアの著作権団体であるBSAは、こうした悪質な企業を撲滅すべく、社員などからの“密告”に対して報奨金を与える手段をとった。この取り組みが功を奏し、2013年7月5日は、1か月の通報数が過去最多となる145件に達したと発表した。この数字は今年1月から5月までの月間平均数(18.2件)の約8倍にあたる。悪く言えば「金に釣られた社員が大幅に増えた結果」といえる。 業界別では、販売/流通が1位
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