実際に現像ソフトを自作してあれこれ試した結果、現行フォビオンの厄介さをあれこれ感じた。世間ではフォビオンの弱点として極めて多くの現象が挙げられているが、言ってる本人が根拠を持っているかどうか甚だ疑問なことが多い。 フォビオンの弱点の多くが濡れ衣であり、センサーの責任ではない。人肌が黄色くなるのも夜景が黄色くなるのも鮮やかな赤がベトベトになるのも、現像ソフトの段階できちんと対処することが可能だ。 では、センサーが原因で発生する問題とは何なのか? それをまとめてみる。現時点では問題が多いこともまた確かではある。どれが原理上の問題であり、どれが製造上の問題に過ぎない(つまり将来は改善が見込める)かを見分ける必要がある。 1)リードアウト時の彗星ノイズ 2)明暗境界がマゼンタかぶりする 3)色のS/N比が悪い センサー自体とは関係がないが、X3Fという形式も手抜きがある。まず、記録形式はSDの場合
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