今から約1か月前、突然、保坂区長が連日テレビに登場し、ニューヨーク州をモデルに「誰でもいつでも何度でも」のPCR検査を世田谷区でも、とぶち上げ、世間は沸騰した。しかし、それは議会に一切報告がなかったばかりか、副区長以下、事務方もよく理解していない代物で、すべては区長の頭の中の出来事に過ぎなかった。 8月24日、ようやく本人が記者会見を開き、“世田谷モデル”について語ったが、散々メディアで喧伝したものとは似ても似つかず、①従来検査の強化、②介護事業者など23000人のエッセンシャルワーカー、しかも、そのうち希望者のみ2ヵ月もかけて、たった1回のPCR検査を実施するという内容に変わっていた。 ①の従来検査の強化については、私も含めて、どの議員も反対してこなかったし、それどころか、要望をしてきたので、何も反対するものではない。よって、区長が言っていた“世田谷モデル”とは、②に血税4億円を投入する