東京都板橋区の民間病院、高島平中央総合病院で、実在する医師になりすました男が区民約2千人に対して健康診断をしていた疑いがある問題で、男がほかにも複数の病院で健康診断をしていた疑いがあることが8日、わかった。同病院側が明らかにした。 同病院によると、男は都内の人材紹介会社に実在する眼科医の名前で、「健康診断専門の医師だ」と称して偽造した医師免許証を提出。同社を通じて一昨年5月、この病院が採用したほかにも、複数の病院で非常勤医師として採用され、健康診断を担当したとみられるという。 同病院は採用時、厚生労働省のインターネット検索システムで男の身分を照会。男は、偽造した医師免許証に実在の医師とは違う生年月日を記載していたが、同システムでは医師免許の取得年しか照会できず、不正を見抜けなかったという。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員