現代演劇のルーツといえるアングラ世代の戯曲を 気鋭の演出家が大胆に読み直す、 東京芸術劇場“RooTS シリーズ”の第五弾! ついに唐十郎作品に挑戦! 1982年11月に下北沢・本多劇場の杮落し公演として、唐十郎が書き下ろし、高い評価を得た傑作に、兼ねてより唐をリスペクトし、特に『秘密の花園』の演出を切望していた、劇団「ピチチ5(クインテット)」を主宰する福原充則が挑みます。寺島しのぶ、柄本佑、田口トモロヲのほか個性実力派キャストが結集! 【唐十郎が過ごしたノスタルジックな光景が醸し出す『秘密の花園』】 『秘密の花園』は唐がくり返し書き続ける下町ものの一遍。幼い頃から慣れ親しんだノスタルジックな光景が舞台です。唐は初演プログラムでこの界隈を【小さな文化圏】と語り、「私の小さな文化圏には、いつも手が届かない他人の人影とか、嫌アな思い出ばかりが眠っていて、それに手をこまねいているしかなかった。