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歴史と映画に関するpolymoogのブックマーク (3)

  • 『七人の侍』・日米訴訟合戦

    1988年1月28日、黒澤プロダクションのS氏から電話があり、黒澤作品の海外ビデオ配給の件などについて東宝と話しあっているが埒があかないので相談したいとのことであった。私は2月1日午後2時、事務所でS氏と会い話を聞いた。もちろんこのとき私は、これが4年後に起こる日およびアメリカでの訴訟合戦の発端であるとは知る由もなかった。 S氏の話によれば、黒澤プロダクションと東宝との間には『七人の侍』が製作された昭和30年代にさかのぼるさまざまな紛争があり、その解決の糸口がつかめないでいるとのことであった。私が相談を受けたときまでに、すでに黒澤プロダクションと東宝との間では何通かの書面のやり取りがあり、1987年10月12日には東宝の役員と黒澤プロダクションのI・S両氏との会議も持たれていた。これらの話し合いはまったくの平行線で、なんら歩み寄りはみられていなかった。黒澤プロダクションとしては東宝と直に

  • 史上初めて会期途中で映画祭が中止、カンヌを震撼させた「1968年」

    【5月13日 AFP】世界を震撼させた動乱の1968年は、カンヌ(Cannes)にも衝撃をもたらした。史上初めて映画祭が会期途中で中止され、レッドカーペットのフィナーレも授賞式もなかったのだ。 試写会、パーティー、プロモーションなどが目白押しの12日間の第61回カンヌ国際映画祭(Cannes Film Festival)が14日に開幕するが、あれから40年が経過した今でも、カンヌは当時のことを忘れることはない。 ■カンヌ国際映画祭史上初の会期途中での中止 第21回カンヌ国際映画祭が開幕し、9日目のことだった。ジャン・リュック・ゴダール(Jean-Luc Godard)がベルベットのカーテンにつかまり、コンペティション部門に出品されていたカルロス・サウラ(Carlos Saura)の作品の上映を中止させようとしたのだ。映画祭を中止に追い込むためカンヌに送られたのは、ヌーベル・バーグ運動の中心

    史上初めて会期途中で映画祭が中止、カンヌを震撼させた「1968年」
  • 超映画批評『靖国 YASUKUNI』0点(100点満点中)

    『靖国 YASUKUNI』0点(100点満点中) Yasukuni 2008年5月3日より渋谷シネ・アミューズほか全国順次ロードショー 2007年/日+中国合作/カラー/123分/配給:ナインエンタテインメント このまま公開するのは大いに問題がある 右翼勢力の妨害行動により一部の映画館が上映を取りやめた件で、「表現の自由の危機」うんぬんを語り大騒ぎしている団体・メディア等は、表現の自由というものを根的に勘違いしている上、問題の質について不理解あるいは意図的に隠そうとしている。 編集で印象操作 日在住19年間の中国人、李纓(りいん)監督(『味』(2003)など)による靖国参拝問題についてのドキュメンタリー。 李纓監督は89年当時はこの問題を知らず、桜の名所たる靖国神社に花見にさえ行っていたという。だが政治・外交問題だと知ると10年間かけ取材・撮影、作を完成させた。多くの日人に知っ

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