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「日本の90年代」の象徴90年代。それはデッドエンドの時代だったといっては乱暴だろうか? もちろん時代を一言で表現するのは乱暴にほかならない。しかし、戦後という時代が行き着くところへ行き着き、右肩あがりの成長や発展は終わりを迎えた。そして一部の人間はその成長の土台に無数の犠牲や屍が転がっていたことに気づき、打ちひしがれた。そんな時代である。これも一側面ではあるだろう。 「我々」の文脈で言うならば、それはNirvana(ニルヴァーナ)「Nevermind(ネヴァーマインド)」を中心とした「最後」のロックンロール・リバイバルが、フロントマンであるKurt Cobain(カート・コバーン)の自殺によって急速に収束した時代。そしてRadiohead(レディオ・ヘッド)のThom Yorke(トム・ヨーク)が報われない恋を世界の終わりかのように嘆く「Creep(クリープ)」で共感を得たのち「OK C
雑文※この記事には2009年8月1日公開のアニメ映画『サマーウォーズ』についてのネタバレが含まれています。ご注意ください。※mixi日記の転載です。普段は本ブログの方に転載していますが、書評と映画評は相性がよいだろうということで、こちらへ転載します。サマーウォーズ (角川文庫)作者: 岩井恭平出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2009/07/25メディア: 文庫Amazon.co.jpで詳細を見るこの記事が書かれるにいたった経緯 マイミクの深草君が、映画を観に行かないかというから、ぼくが『サマーウォーズ』をチョイスして、本日(8月3日)観劇してきた。その後、喫茶店で二時間ほど議論して、『サマーウォーズ』の物語構造について、一定の知見を共有することができた。この記事は、そこでの分析内容をまとめたものであるが、当然、ぼくの個人的視点から書かれたものであるので、
前から、『エヴァンゲリオン』が「セカイ系」だという話がぴんとこない。だってそれなりに「社会」も描いてるような。「社会」というか、「シャカイ」なんだろうけど。 エヴァンゲリオンが「セカイ系」とされる理由は、社会の描きこみが不足しているという点よりも、個人的・内面的なものが、世界の危機・この世の終わり的なものと直結する、という点なのだろう。「セカイ系」とは、そういう作品構造のことである、という話ならまあわかる。 しかし、そのような作品構造はそれほど特殊なものだろうか?いや、あれがあるじゃないですか、『ハムレット』が。碇シンジはハムレットなんじゃないかと。キャラクターやいろんなモチーフはけっこう重なるところがあると思う。あの優柔不断ぶり。オフィーリアとのわかりにくい関係。やりたくもない復讐をやらなくちゃならない。父・母への屈折しまくった思い……シンジ君のキャラは、嫌いな人には相当嫌われますが、ハ
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