最近、「クリスマスと初詣」が共存していることを理由に「日本人は宗教に寛容」だとする僧侶のスピーチが、ネット上でもてはやされています。本当に、日本人は宗教に寛容なのでしょうか。キリスト教、仏教、神道の年中行事に日本人が関わることが、宗教に求められる「寛容」な精神なのでしょうか。 このスピーチは、2014年9月に京都外国語大学で開催された「TEDxKyoto 2014」というイベントにおけるもので、スピーカーは臨済宗僧侶・松山大耕氏。「Reasons for religion — a quest for inner peace」と題して松山氏は、こんなことを語っています。 【YouTube 2014年10月30日】Reasons for religion -- a quest for inner peace | Daiko Matsuyama | TEDxKyoto (略) 日本人の宗教観は、