アラビア哲学――回教哲学 序 1 回教思弁神学の発生 2 ムアタジラ派 3 アシュアリー 4 原子論的世界観 5 ギリシア哲学の移植 6 「純正同胞会」 7 ミスカワイヒ 8 スーフィズム 9 東方アリストテレス主義の発達 10 アヴィセンナ 11 ガザーリーの哲学批判 12 西方回教哲学の発展 13 「独学の哲人」 14 アヴェロエス 15 イブン・アラビー 16 十二世紀以降の動向 …… 井筒俊彦(いづつ としひこ) 1914(大正3)年-1993(平成5)年。東京都生まれ。1931(昭和6)年、慶應義塾大学経済学部予科に入学。のち、西脇順三郎が教鞭をとる英文科へ転進。1937(昭和12)年、慶應義塾大学文学部を卒業し、同大学文学部英文科の助手となる。1950(昭和25)年、同大学文学部助教授を経て、1954(昭和29)年、同文学部大学教授に就任。ギリシア語、ギリシア哲学、ロシア文学、