職業に必要な知識や技能を育成する高等教育機関のあり方を検討している文部科学省の有識者会議は18日、「専門職業大学」などの名称で新たな大学の類型を設け、国の助成対象とする報告をまとめた。修業年限は2~4年とし、学位も授与する。教育課程の優れた専門学校などが移行することを想定している。報告を受け、下村博文文科相は大学の新類型の創設について中央教育審議会に諮問し、中教審で最終的な制度設計を固める。
調理師やプログラマーといった専門技術を持つ人材の育成を強化するため、職業教育にしぼった新しい大学が創設される。文部科学省の有識者会議が18日に案をまとめた。既存の大学や短大とは別の、新たな種類の学校とする。専門学校や短大、大学の一部が移行することを想定している。 近く文科相から諮問される中央教育審議会で具体的な制度設計を議論する。開学するまでには4年以上はかかるとみられる。 これまで実践的な職業教育は専門学校が中心に担ってきた。だが、大学のように教育内容の質を保証する制度がなく質がまちまちなうえ、学位がとれないという課題もあった。大学や短大は哲学や古典などの教養も学ぶ必要があり、研究機関の側面もある。このため、職業を中心にした教育ができなかった。 新大学は、実習やインターンを… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限定記事です。有料会員
文部科学省の有識者会議は、実践的な職業教育を行う大学・短大と同レベルの「専門職業大学」を新たに作るべきだとの素案をまとめた。 専門高校卒業生やスキルアップを目指す社会人らを対象とし、卒業生には学位を授与して社会的な認知度を向上させる。 素案では、新しい教育機関の名称を「専門職業大学」や「専門職大学」などとし、修業年限を2~4年とした。年限に応じて、大学卒業者に与えられる「学士」や短大卒業者に与えられる「短期大学士」と同様の学位を授与する。新設のほか、既存の大学や短大などによる併設も認める。 企業での職業訓練の機会が減少する中、仕事に必要な高度化、複雑化した知識や技術を身につけた人材が求められている実態に対応するには、大学レベルの職業教育を行う機関が必要と判断した。
10月17日に封切られた「学校�V」が好評である。確かに今日の日本映画の中では異色な存在である。なんと言っても舞台が職業訓練校である。わが国で、職業訓練を主題にした映画や小説が公開されたのは初めてなのではなかろうか。既に観賞された方も多いと思うが、「学校�V」は他の一つのテーマとして「トミーの夕陽」(鶴島緋沙子著)が織り込まれ、全体の構成をさらに感動深いものにしている。なお、シナリオが角川文庫より発行されている。わが国では「職業訓練が知られていない」と言われるが、職業訓練を知っていただく良い機会として友人・知人に勧めて戴きたい。 そのすばらしい「学校�V」をここで下手に紹介するのが本稿の目的はではない。また評論でもない。本稿は山田洋次監督が職業訓練校をどのように見て、「学校�V」を製作する気持ちになったのかを紹介するものである。山田監督の視点には我々職業訓練に携わっている者が忘れていた大
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