デビルマン (5) (講談社漫画文庫) こういう考え方はよくないとは思うのですが・・・まさか『デビルマン』を読んだことがないなんて、人いないよね?、、、とか傲慢というか疑ってしまいたくなるほど、この作品は「必須」な本です。日本エンターテイメント史上に燦然と輝く綺羅星であり、あらゆる物語の原型の一つとも言いうる作品で、それを、たった5巻にまとめ上げた荒技は、もう何と言っていいか分からないほどのパワーです。善と悪を巡る志向を極限まで追いつめると「こうなります」というもので、そのテンションと描いているものは、聖書の黙示録にだって劣らない、、というかまさにそのものを描いている、同じものを見て描いているといえると思いいます。何も難解な黙示録の予言を読んだり、難しい宗教の教義を説明してもらわなくとも、これを読めば、その確信が感じ取れるはずです。そう、理解ではなく、「感じれる」ところが永井豪さんの凄いと