寒竹ゆり監督・脚本による映画「天使の恋」が11月7日から全国公開される。ケータイ小説の原作を大胆にアレンジし、堅実な撮影手法で主演の佐々木希(のぞみ)さんの魅力をとらえた注目作だ。彗星(すいせい)のごとく現れた27歳の女性監督に、初の長編映画への思いを聞いた。 原作のケータイ小説「天使の恋」(sin著、ゴマブックス)は多くのページビューを稼いだ人気作。 主人公の美しい女子高生・理央は、過去のつらい経験から他人を信じられず、友人は利用するだけの関係。興味があるのはお金だけで、ブランド服で着飾って一見華やかでも、すさんだ日々を送っていた。しかし大学講師・光輝と出会い人を愛することを知って、自分を見つめ直すようになる。素直に生き始めた理央は輝きを増し、そんな理央にひかれていく光輝。だが、光輝には理央を受け入れられない理由があった……。 原作がケータイ小説というと、敬遠したくなる人もいるかもしれ