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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/aureliano (2)

  • 宇宙戦艦アキバ - ハックルベリーに会いに行く

    1.パシューと音を立てて、通信室の扉が気化した。つかつかつかと、急ぎ足の藤堂が音も高く入ってくる。扉は、今度はぶんと唸りを上げ、一瞬にして元の固体に戻った。「呼んだか?」「あ、艦長、お待ちしておりました」山田がマイクロ反重力装置(MRGS)内蔵の宇宙椅子から立ち上がった。藤堂を先導して、直径二メートルほどもある球状の三次元モニターの前に立つ。「こ、こちらをご覧下さい」そこには、現在地から一千万キロメートル圏内の立体宇宙図が浮かび上がっていた。縮尺は一千万分の一。中央の白い光点は現在地。右手前下方にある青い光点が地球。そして左奥上方、ちょうど現在地を中心とした地球の対角に、ポツンとオレンジ色の光点が一つ、示されていた。「どういうことだ?」「ブンダー卿が『山手ライン』を突破しました」藤堂は、ポカンと口を開けて山田を見た。「バ……カな……ありえない」しかしレーダーは、紛れもなく卿の戦艦が、地球

    polynity
    polynity 2008/09/09
    口直しにどうぞ。つ http://d.hatena.ne.jp/godaiki/
  • 絶対に遅刻しない女の子がいる - ハックルベリーに会いに行く

    「最近の若者は――」という言説をよく聞く。たいていはネガティブなイメージで語られることの方が多い。曰く、最近の若者はひ弱になった、最近の若者はバカになった、最近の若者は覇気がない、最近の若者はすぐ挫ける、最近の若者は何を考えているのか分からない……しかしぼくは、若者をそういう目で見たことがない。それは、ぼく自身がとてもだらしない人間なので、たいていの人がぼくより立派に見えるからというのはあるけれど、それを抜きにしたって、逞しく、したたかで、尊敬できる若者というのは多い。若者礼賛というわけではないが、若者の中にもそういう人がちゃんといるということだ。特に、ぼくの知っている若者には、心の底から尊敬でき、敬服できる人物が何人かいる。そういう人を知っているから、ぼくは、若者というのを一括りに否定することができないのだ。 ぼくの知ってる若者に、絶対に遅刻をしない女の子がいる。どんな時でも、集合時間の

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