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ブックマーク / blog.goo.ne.jp/unagi0924 (3)

  • うなかじま梓の小説道場 第二回 - うな風呂

    道場! と、いうわけで復活した小説道場の第二回目をはじめようと思うのだが、困った事態が発生してしまった。なんと投稿作がないというのだ。 ま、正確に云うと栗・ファイティング・薫門弟(なんと「名誉一級などいらない、五級でやらせてくれ」という申し出があった。勝ち気なやっちゃ。先生は薫くんのそういうところは好きだぞ)から『流星のサドル』『タトゥーあり』と二作も届いているのだが、どちらも400枚の長編ゆえ、まだ門番たちが読めておらず、また諸事情からこの二作はまとめて次回あたりにでも回そうと思っていたのだ。 しかし他に投稿がないのならいたしかたない、今回は栗門弟の作品を評しようかと提案したところ、門番がそれは待ってほしいと泣き言を云ってきおった。ではどうするのだ、他に投稿作はないのだろうといじめてやると「実は一作、あるにはある」と云うではないか。なんだ、あるのならば問題ない。どれ、持って来るがよい

  • さよなら、栗本薫 2 - うな風呂

    画像は毎日新聞さんのニュースサイトからいただきました。 グインサーガプレミアム試写会より。 勝手に切り貼りしてすいませんが、これが一番綺麗な薫だったもので……。 さて。 さよなら栗薫 ……なんて題してますけど、ちっともそんな気持ちはないんですけどね。 いや「栗先生は今もこの胸に息づいている」とかALIVEなことを云っているわけでもないんですが。 率直に云ってしまえば。 以前、三年前(もうそんなにもなるのか)お茶会に行ったときにも書いたように、自分の中ではとっくの昔に「栗薫」は死んでいた。死んだものを「死んでいない」と誤魔化しつづけていた。その事実に、三年前に気づいた。 厳密に云えば、おれがファンになった1994年、まさにその頃、作家「栗薫」は衆人環視の中でひそやかに死んでいたのだ。 あとに残ったのは「栗薫だった人」、ただそれだけだ。おれは三年前、その棺桶を開けて覗きこんで来た。そ

    さよなら、栗本薫 2 - うな風呂
  • さよなら、栗本薫 1 - うな風呂

    2009年5月26日夕刻、栗薫が亡くなったらしい。 27日11時半、寝ぼけ頭でそれを知った自分は「あ、そう」と思った。「ふーん、ついに死んだんだ」 別にショックではなかった。膵臓ガンだというのはずっと前からわかっていたし、早晩死ぬのは明白だった。膵臓ガンという病の重さから考えれば、ずいぶんと長生きした方だとすら思う。 だからまあ、死ぬのはいいんだ。死ぬのは当然で、そしてしょうがない。 それから「栗薫が死ぬってどういうことだろう」と思い「栗薫が死んだのに、おれはなにをやっているんだろう」と思った。 なにをやってるんだろうって、なにもやれることもやるべきことも、おれにはないだろう? とりあえず、作家・栗薫(評論家・中島梓)の主な経歴をまとめてみたいと思う。 1977年 中島梓名義で群像新人文学評論賞受賞 1978年 『ぼくらの時代』で江戸川乱歩賞受賞 1979年 ライフワークとなるファ

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