【はじめに】 公開から2週間、未だ興行ランキングの上位に君臨し、当媒体でも舞台挨拶、出口調査と、すでに2度ほど紹介している『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語』。 絶大な支持を受けながらも、同時に従来のファンにも戸惑いを抱かせるこの作品。賛否両論渦巻く『新編』に感じた違和感、それでもなお抗い難い魅力について、今度はテレビシリーズからの流れを踏まえて考えてみよう。 【『新編』に感じた違和感】 さて、問題の『新編』。ネットでの評判や観賞後の周囲の顔色を窺うと、賛否の「否」の方であっても「怒り」や「拒否反応」というより「どんより」「モヤモヤ」といった印象が強い。テレビシリーズ序盤の「マミさんショック」をくぐり抜けた強者ぞろいのファンだけに、今さらちょっとやそっとの鬱展開には驚かない虚淵耐性が出来ているはずなのだが、今回はそういった直接的なサプライズとはひと味違う、ズシンと胃にもたれ
日本人はどうしてここまで擬人化好きなのか?そんな疑問がわき起こった原因となったのは、あるユーザーのTwitterでのつぶやきだった。 これは、軍艦の名前で画像検索を行うと、日本海軍の軍艦を擬人化した女性キャラ 「艦娘(かんむす)」が登場するシミュレーションゲーム『艦隊これくしょん』の画像が並んでしまう現象だ。この擬人化キャラ達の人気は非常に高く、2013年9月14日にはついにアンソロジーコミック『艦隊これくしょん -艦これ- アンソロジーコミック 横須賀鎮守府編(1)』(エンターブレイン)が発売される。だが、そんなことなど知らないアメリカ人には青天の霹靂。「なぜ空母の名前で検索すると、美少女が登場するの?」という疑問は至極当然のものだろう。 ネット住民たちはこの事件を「日本人が軍艦ですら萌えキャラ化している変態であることがばれてしまう…」と騒ぎ立てたが、思い起こせば、日本は擬人化大国。どう
4月1日からスタートしたNHK連続テレビ小説『あまちゃん』。初回から20.1%の高視聴率を記録し、早くも「『カーネーション』以来の良作となりそう」との声も挙がっている。 『あまちゃん』の脚本を手がけているのは、これが朝ドラ初挑戦の宮藤官九郎。若者を中心に絶大な人気を誇る宮藤だが、彼が得意とするサブカル的な小ネタの応酬やアクロバティックな展開が朝ドラでも見られるのか!? と、放送前より期待は高まっていた。そんな宮藤の朝ドラへの意気込みが語られているのが、『週刊文春』で連載中のエッセイをまとめた『え、なんでまた?』(文藝春秋)だ。 昨年の5月、ちょうど脚本を担当することが発表されたときには、「少なくともあと1年半は死んだり捕まったり滞納できません」「プレッシャーだなあ」と不安を吐露している宮藤。半年間、月曜から土曜まで放送されるという量的な不安は当然ながら、質についても不安視。「僕の描く物語が
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