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ブックマーク / president.jp (3)

  • 人の住まない銀座に神社が増え続ける理由 商売人が神々を呼び寄せている

    この庭園に神社があることはご存じだろうか。なぜこんなところに神社があるのか。実は、銀座と神社には深い縁があるのだ。 銀座の街には無数の飲店や商店がひしめく。店舗の多さや居並ぶ店のレベルの高さから広い街のように感じられることもあるが、1丁目から8丁目まで合わせても、1平方キロメートルにも満たない。 江戸時代、この場所に銀貨鋳造所・両替所(=銀座)があった。そのため、正式名称は新両替町であったが、一般には銀座と呼ばれた。その後、不正事件が生じて銀座員全員が職を解かれ、鋳造所・両替所は移転。通称だけが残ったのである。 近代化を象徴する街に根付いた業種 維新後、築地の外国人居留地や隣接する新橋駅との立地関係から、銀座はすぐに明治日を象徴する地域になった。日の近代化を形として示すため、国策で銀座はレンガ造りの街並みに改造された。その名残は、現在ビームスやシップスのある「銀座レンガ通り」にそのま

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  • 許せない相手を許す「仏教3.0」の智慧 新しい仏教が授ける想定外の解決法

    「燃えあがる怒りを抑えられない」。その悩みは「怒りを抑えよう」とする限り消えない。「新しい仏教」が授ける想定外の解決法とは──。 瞑想や苦行に逃げず「煩悩」に親しむ 私は禅宗の僧侶です。思うところあって、28歳で東京大学大学院を中退し、曹洞宗の修行道場に入門しました。翌年に僧侶となり、33歳のときに渡米。マサチューセッツ州の小さな坐禅堂で、2005年までの17年半、坐禅を英語で指導していました。 仏教、とりわけ坐禅に関心をもつアメリカ人は少なくありません。見ることのできない神を信じなさいと言われるキリスト教に比べて、仏教のアプローチはすごく具体的です。身心を調えて静かに坐ることが、そのまま仏教を“やる”ことになるからです。 アメリカの坐禅会では、「自分自身の怒りっぽい性格に困っています。坐禅を組めば、性格を変えられますか」という相談をよく受けました。私はいつも、こうアドバイスしていました。

    許せない相手を許す「仏教3.0」の智慧 新しい仏教が授ける想定外の解決法
  • なぜ橋下市長は「多数決」を迫ったのか

    大阪市の住民投票は「多数決主義」の暴走 5月17日に「大阪市解体と特別区設置」への賛否を問う住民投票が行われ、否決された。これに政治生命をかけ敗北した橋下徹・大阪市長は、約束通り12月の任期満了に伴い政界を引退する(予定である)。 敗北の記者会見で橋下氏は住民投票の多数決を「究極の民主主義」と言い表した。「選挙で勝った僕が民意」のように、多数決で自分を絶対化してきた彼の姿勢と、いちおう整合的ではある。 だがそうした言説の奇妙な点、そこに漂う暴力性の源は何か。それは多数決と民主主義との、はなはだしい混同である。 いたずらに多数決を有難がるのはただの多数決主義で、それはどうにか「自分たち」を尊重しようとする民主主義とは異なるものだ。例えば「皆で誰かをいじめる案」を賛成多数で決めてはならない。そのような道具として多数決を使うのは民主的でない。 橋下氏は「戦(いくさ)を仕掛けて叩き潰すと言って、叩

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