「リソースファイルで多国語対応のサイトを構築する」では、リソースファイルとjava.util.ResourceBundleクラスを用いて、ソースコードから地域依存のデータ(文字列)を分離する「国際化対応」の手法を紹介しました。しかし、決まりきったリソースファイルの読み込みとプロパティ値取得のために、いちいちスクリプトレットを記述しなければならないのは、あまり好ましくありません。 そこで本稿では、JSTL(JSP Standard TagLibrary)のi18n(Internationalization)タグライブラリに用意された<fmt:message>タグを利用して、スクリプティング要素を使わずに国際化対応のJSPページを作成する方法を紹介します。なお、JSTLタグライブラリのインストール、利用方法については、「個別のJSPページでJSTL宣言を省略する」を参照してください。 解説 (